1.リアルイベント=1990年代、リニアEXPRESS展(東京駅八重洲口)
当時、実物大の想定車輌展示。車内も公開された。入口から入ると、リニアアテンダント(仮称、女性)から案内され、
座席の前にはTVがあり、また速度計(バロメーター式)も。車輌先頭部分はブルー系の色で先端は丸い形状に。下記写真。
2.リアルイベント=2001年3月、東京駅八重洲口にて、リニアの車輌モデル展示。このときは、イメージ的には今の
車輌に近くなっている。
3.最近(2020年)のリニア新幹線の動き(記事)は、・・・・。新聞報道によると、2020年10月19日、
JR東海は8月から山梨リニア実験線で走行試験を始めたリニア中央新幹線の改良型試験車の報道向け試乗会を開き、車内
を初公開したとのことである。
先頭車の形状を改良(空気抵抗減)し、車内は白を基調とした明るいデザインにして、座席の幅拡大、座面に新
クッション、USBコンセントを全部の席に装備。
4.営業運転までの課題も・・・・。
リニア中央新幹線は2027年(令和9年)に東京(品川地下駅)から開業を目指していた。しかし、・・・・。
2020年12月7日、開業が遅れる可能性のニュースが流れた。未着工の南アルプストンネル静岡工区を巡り、静岡県側
(県知事、県議会)が大井川の水や南アルプスの自然環境に悪影響を及ぼすなら容認できない意向を示した。
トンネル工事で出る掘削土が重金属等の有害物質の発生を危惧し、さらに河川や地下水への流出と、大井川上流で
取水し山梨県側の富士川水系に放流する田代ダムの河川流量が減ると予測。JR東海、静岡県の合意が成立するか、心配
されています。
南アルプストンネルを掘らず、静岡駅経由で岐阜、名古屋方面へ迂回するコースは困難か。1964年10月開通の
東海道新幹線は、名古屋から岐阜羽島、米原、京都へのコースとなり、「関が原付近での豪雪問題」に幾度か遅れが
生じていたが、今では車輌性能の向上もあり、問題をほぼクリアしているように思える。
「リニア新幹線南アルプス問題」も、智恵と技術で克服してもらいたいものです。
5.名古屋~大阪ルートは・・・・。
大井川問題もあるが実は名古屋から大阪の開業も遅れる可能性あり、また京都駅を設置する期待が京都府側から出ている
ようです。昨年からのコロナ禍、東京オリンピック、パラリンピック開催も心配される中、海外からの観光客数アップ
への戦略面からも、2025年大阪EXPOでの「リニア中央新幹線ビジョン、PR」の企画、その他国内外での京都駅停車
の意義など広く啓蒙していく活動、世論の盛り上げへ進めていけるかが成功のカギであろう。
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